金曜日の22時。
DAKARへのパッキングを終えて出撃準備が整いました。
当初は日付が変わって午前2時頃に出発を考えていましたが、あまり早く出発しても、途中の買出しで困ることが予想されたため、陽が昇って暑くなり始める前に出撃することにしました。
AM 7:30
十分に睡眠をとり、いよいよ"送り火ツーリング"に出発。
目的地は長野県佐久市にある、『内山牧場キャンプ場』です。 所謂、高原キャンプです。
このキャンプ場は私も、夏の避暑キャンプで何度か利用している、お気に入りのキャンプ場です。
ライダーにも人気があり、この時期でもライダーが数十組は訪れるというオススメのキャンプ場でもあります。
視界は良好。 2011年の夏にむけて再出発です。
環状8号線に乗ると、断続的に渋滞に嵌りました。
路面からの照り返しとエンジンの熱気。 気温が上昇していくのが実感できます。
そういえば、昨晩の天気予報では、今週末から再び気温が高くなるとの事。早くこの渋滞を抜け出したい…
AM 9:15
何とか、関越自動車道新座料金所を通過。
この手前で既に渋滞(40km)発生を告げる電光掲示板の表示が…
AM 10:10
かなり体力を奪われつつ、最初の休憩ポイントの高坂SAへ。
駐車場は混雑し、サービスエリアの建物の前も人で溢れています。
これほどの混雑は予想していませんでした。 学生が夏休みに入ったのでしょうかね。
来週はお盆直前の週末ですが、混雑具合はどうなるんでしょうか。
水分補給で10分程休憩して、再出発です。
間もなく上信越道に入り…
AM 11:10
下仁田I.Cを降りて下道へ。 自宅を出てからここまで3時間半を要しました。
一路、荒船山方面へ。
2回目の休憩ポイントは、『道の駅 しもにた』です。
地元野菜の直売所を覗きますが、心引かれる野菜はナシ。
あまりにも暑いので、"神津牧場"のジャージーソフトクリームで一息入れました。
再び出発しますが、キャンプ場に入る前に全ての買出しを済ませておきたいので、
下仁田駅前のA-Coapで食材の調達です。
ここは、無料で氷を貰うことができます。 この後購入するビールを冷やす為に少し多めに貰っておきました。
その後、キャンプ場まで11km地点にあるコンビニエンスストア(SAVE ON)でビールを購入。
それにしても気温が高い。ノンビリしていると貰ってきた氷がすぐに融けてしまいそうです。
ビール購入後は急いでキャンプ場に向かいます。
内山トンネル手前のわき道に折れて、標高を上げていくとスーっと涼しくなってきます。
新緑が鮮やかで思わず立ち止まってしまいました。
ここからは、案内看板に従って進んでいけば迷うことはありません。
鋭角なコーナーをグイグイと登っていきます。 過積載状態でDAKARも少々バテ気味でしょうか。
…と、ヘアピンコーナーから突然現れた大型観光バス(3台連続)に進路を阻まれて、左足を着こうとしたら地面が無い。
で、立ちゴケ。
フル過積状態で起こせるか何度か試みましたが、全く起こせません。
荷物を下ろすのも面倒なので、通行者を待つことにします。
ビールがあったまってしまう心配はあるのですが、ここは辛抱です。
10分程待つと、ライダー3台が通りかかり、起こすのを手伝ってもらいました。
いや、助かりました。 ありがとうございます。
何とか、キャンプ場に到着して、受付で手続きです。
バイク1台(1,050円) + 薪代(400円) = 1,450円を支払ってキャンプサイトへ。
管理棟前で、DAKARのあまりにも過積載状態に心配されたのか、声を掛けられて数分間談笑。
キャンプ場手前で1回コケた事を話すと、『また、転んだら呼んでください。』と…(汗)
1日に2回以上コケた事は無いので、『今日はもう、大丈夫ですよ』と告げてキャンプサイトに向かいました。
今日は夕方から雨の予報だったので、参天(Kiva) + タープ(mon't bell)で万全を期します。
高原の気温は22度前後で、とても過ごしやすい。
多少、虫はいますが蚊や虻はあまり居ないみたいですね。
久々に持ち出した、UNIFLAMEのファイヤースタンドⅡですが、メッシュシートの四隅にある引っ掛けの1個が吹き飛んでました。(写真左) 本来ですと、右の写真のように引っ掛けがあるはずなのですが。
まあ、今日はSNOWPEAKの焚き火台(S)を持ってきているので、そっちで焚き火をすることにします。
とりあえず設営が済んで一息。
そのうち、荒船山に雲がかかり始めました。
そろそろ、ひと雨来るかも…と思っていると。
パシッ、パシッ…と幕体を叩く雨が…
タープを張って正解でした。
タープの下で木炭に火を入れます。
今日のメインメニューは豚モツの煮込み。牛スジを探したのですが、なかなか手に入りませんね。
じっくりモツを煮込んでいる間に、トマトとカツオの煮物を肴にビールを。
今日はSNOWPEAKの焚き火台と、DUGのトライポッドの組み合わせです。
いい感じに煮込まれてきました。味付けは味噌。 高原の夜は気温が下がるので、きっと体が暖まります。
今日のサイトはそこそこの人出ですね。
ファミリーは5組程度で、残りはほとんどがソロのライダーっぽい。
テントを適度な間隔で設営していて、十分にプライベートが保たれている様子。
私はVoyager cotで2時間ほど昼寝。
モツ煮が出来上がりました。味付けは完璧です。
一口餃子も出来ました。
間もなく、陽も落ちて篝火を点けます。
気温が下がってきましたが、タープと炭火の暖かさでフリース要らずです。
心地いい時間がゆったりと流れていきます。
食事が終わり、今年の北海道を一人振り返ります。
全行程でほぼ毎日雨に祟られ、ストレスの溜まる1週間。
色々と、不測の事態にも遭遇しましたが、それらは1つ1つ受け入れることにします。
これも、全て自然の成り行きなのだと腹に落としていきます。
3時間ほど経つでしょうか。
少し、楽になりました。
炭を薪に切り替えて、小さな焚き火を熾します。
揺らめく炎を見つめていると更に気持ちが落ち着いてきました。
日付が変わる少し前に就寝。
モヤモヤした気分が晴れてきました。 今日はここに来て本当によかった。
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