内山牧場"送り火"ツーリングレポート(1日目)

freetk66

2010年08月02日 22:59

2010年夏の北海道ツーリングから1週間が経過しました。

北海道の天候はその後も不安定な状態で、渡道してきたライダーに"雨"という形で自然の厳しさを誇示しています。


既に今年の渡道を終えた私は、これから渡道するライダーの旅の安全と快天を願い、篝火で送り出すことにしました。



単に涼を求めて高原でノンビリキャンプしに行ったわけではございませんので、
念のため。




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金曜日の22時。

DAKARへのパッキングを終えて出撃準備が整いました。

当初は日付が変わって午前2時頃に出発を考えていましたが、あまり早く出発しても、途中の買出しで困ることが予想されたため、陽が昇って暑くなり始める前に出撃することにしました。


AM 7:30

十分に睡眠をとり、いよいよ"送り火ツーリング"に出発。

目的地は長野県佐久市にある、『内山牧場キャンプ場』です。 所謂、高原キャンプです。


このキャンプ場は私も、夏の避暑キャンプで何度か利用している、お気に入りのキャンプ場です。

ライダーにも人気があり、この時期でもライダーが数十組は訪れるというオススメのキャンプ場でもあります。



視界は良好。 2011年の夏にむけて再出発です。



環状8号線に乗ると、断続的に渋滞に嵌りました。

路面からの照り返しとエンジンの熱気。 気温が上昇していくのが実感できます。


そういえば、昨晩の天気予報では、今週末から再び気温が高くなるとの事。早くこの渋滞を抜け出したい…


AM 9:15

何とか、関越自動車道新座料金所を通過。

この手前で既に渋滞(40km)発生を告げる電光掲示板の表示が…


AM 10:10

かなり体力を奪われつつ、最初の休憩ポイントの高坂SAへ。


駐車場は混雑し、サービスエリアの建物の前も人で溢れています。

これほどの混雑は予想していませんでした。 学生が夏休みに入ったのでしょうかね。


来週はお盆直前の週末ですが、混雑具合はどうなるんでしょうか。



水分補給で10分程休憩して、再出発です。


間もなく上信越道に入り…


AM 11:10

下仁田I.Cを降りて下道へ。 自宅を出てからここまで3時間半を要しました。



一路、荒船山方面へ。



2回目の休憩ポイントは、『道の駅 しもにた』です。


地元野菜の直売所を覗きますが、心引かれる野菜はナシ。


あまりにも暑いので、"神津牧場"のジャージーソフトクリームで一息入れました。


再び出発しますが、キャンプ場に入る前に全ての買出しを済ませておきたいので、


下仁田駅前のA-Coapで食材の調達です。

ここは、無料で氷を貰うことができます。 この後購入するビールを冷やす為に少し多めに貰っておきました。



その後、キャンプ場まで11km地点にあるコンビニエンスストア(SAVE ON)でビールを購入。


それにしても気温が高い。ノンビリしていると貰ってきた氷がすぐに融けてしまいそうです。

ビール購入後は急いでキャンプ場に向かいます。



内山トンネル手前のわき道に折れて、標高を上げていくとスーっと涼しくなってきます。


新緑が鮮やかで思わず立ち止まってしまいました。



ここからは、案内看板に従って進んでいけば迷うことはありません。


鋭角なコーナーをグイグイと登っていきます。 過積載状態でDAKARも少々バテ気味でしょうか。



…と、ヘアピンコーナーから突然現れた大型観光バス(3台連続)に進路を阻まれて、左足を着こうとしたら地面が無い。

で、立ちゴケ。


フル過積状態で起こせるか何度か試みましたが、全く起こせません。


荷物を下ろすのも面倒なので、通行者を待つことにします。

ビールがあったまってしまう心配はあるのですが、ここは辛抱です。



10分程待つと、ライダー3台が通りかかり、起こすのを手伝ってもらいました。


いや、助かりました。 ありがとうございます。



何とか、キャンプ場に到着して、受付で手続きです。

バイク1台(1,050円) + 薪代(400円) = 1,450円を支払ってキャンプサイトへ。


管理棟前で、DAKARのあまりにも過積載状態に心配されたのか、声を掛けられて数分間談笑。

キャンプ場手前で1回コケた事を話すと、『また、転んだら呼んでください。』と…(汗)


1日に2回以上コケた事は無いので、『今日はもう、大丈夫ですよ』と告げてキャンプサイトに向かいました。



今日は夕方から雨の予報だったので、参天(Kiva) + タープ(mon't bell)で万全を期します。



高原の気温は22度前後で、とても過ごしやすい。

多少、虫はいますが蚊や虻はあまり居ないみたいですね。



久々に持ち出した、UNIFLAMEのファイヤースタンドⅡですが、メッシュシートの四隅にある引っ掛けの1個が吹き飛んでました。(写真左) 本来ですと、右の写真のように引っ掛けがあるはずなのですが。


まあ、今日はSNOWPEAKの焚き火台(S)を持ってきているので、そっちで焚き火をすることにします。



とりあえず設営が済んで一息。


そのうち、荒船山に雲がかかり始めました。


そろそろ、ひと雨来るかも…と思っていると。



パシッ、パシッ…と幕体を叩く雨が…


タープを張って正解でした。



タープの下で木炭に火を入れます。

今日のメインメニューは豚モツの煮込み。牛スジを探したのですが、なかなか手に入りませんね。



じっくりモツを煮込んでいる間に、トマトとカツオの煮物を肴にビールを。



今日はSNOWPEAKの焚き火台と、DUGのトライポッドの組み合わせです。


いい感じに煮込まれてきました。味付けは味噌。 高原の夜は気温が下がるので、きっと体が暖まります。



今日のサイトはそこそこの人出ですね。


ファミリーは5組程度で、残りはほとんどがソロのライダーっぽい。

テントを適度な間隔で設営していて、十分にプライベートが保たれている様子。


私はVoyager cotで2時間ほど昼寝。



モツ煮が出来上がりました。味付けは完璧です。

一口餃子も出来ました。



間もなく、陽も落ちて篝火を点けます。

気温が下がってきましたが、タープと炭火の暖かさでフリース要らずです。


心地いい時間がゆったりと流れていきます。



食事が終わり、今年の北海道を一人振り返ります。


全行程でほぼ毎日雨に祟られ、ストレスの溜まる1週間。

色々と、不測の事態にも遭遇しましたが、それらは1つ1つ受け入れることにします。


これも、全て自然の成り行きなのだと腹に落としていきます。



3時間ほど経つでしょうか。

少し、楽になりました。



炭を薪に切り替えて、小さな焚き火を熾します。

揺らめく炎を見つめていると更に気持ちが落ち着いてきました。



日付が変わる少し前に就寝。



モヤモヤした気分が晴れてきました。 今日はここに来て本当によかった。



■本日のルート

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