季節はずれの台風が近づいてます。
関東地方は金曜の深夜から日曜の午前中頃まで天気が崩れるとの予報。
しかも最悪なことに日曜日の早朝3時頃には関東に最接近するらしい。。。
この状況では
全天候型キャンプ場の"新戸"に行っても、雨風が吹き込んで東屋泊でも落ち着きそうにありません。
そんな理由で東北方面に逃げて台風をやり過ごそうと考えていましたが、帰りには暴風雨の関東に突っ込むことになります。
自然の力の前に軽率な行動は命取り。
知り合いの保険のオジサンも台風接近で浮かれたキャンパーに釘を刺してます。
木曜夜の時点で【東北モード】に切り替わってましたが、一旦冷静になって考え直すことにしました。
『…。 今週末は大人しくしてよう…』
頭ではそう考えていても、もう一人の自分が (それでいいのか?) と一日中問いかけてきます。 正直うるさい。
金曜日中に台風の動向を再確認。 当初の予想より南側のルートを通るみたいだ。
速度も幾分上がってきたな。 日曜日の午後には関東の東海上に抜けて天気は回復しそう…
しかし、この判断が週末を通じて当てはまる確証はありません。
長距離移動が好きな 変わった面々を キャノンボールに 誘おうと思いましたが 何か事故が起きるとイヤなので 自主性に任せることに。
『とにかく出発しよう。 計画の成功・失敗は結果でしかない。 何もしないと後悔しか残らない。』
そんな感じで気力を奮い立てて金曜深夜にソロで一歩を踏み出しました。
台風接近の最中に関東を脱出した孤高のソロライダーに…
東北の山々は…
暖かく迎え入れてくれました。
既に紅葉の時期は過ぎていると思ってましたが、まさに"今"が最盛期。
紅葉に燃える山々を駆け抜ける、最高のツーリングになりました。
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帰宅はPM 8:30
日付が変わる頃に雨が降りだす天気予報でしたが台風の速度が上がり、予定を繰り上げて21:00頃から雨が降りだすらしい。
雨合羽を着てのスタートは避けたいところです。
PM 9:40
DAKARにパッキングを済ませ、汗を流してから真冬装備に着替えます。
今回はバンガロー泊かライダーハウス泊を考えており、テントと焚き火道具、Voyager cotなどの重量物を全ておいていきます。
結果、全ての道具がパニア・トップケースに収まりました。
PM 11:10
予報では既に降り始めてもおかしくない時間。
風が湿っぽい。空はいつもより真っ暗。急いで出発します。
目的地までは高速道路をフル活用します。
東京外環(和光)~東北自動車道(浦和I.C)~東国自動車道(盛岡I.C)です。
都内の環状8号は夜間工事で一部渋滞するも、割とスムーズに流れています。
週末は台風直撃ですのでお出かけする車が少ないのかもしれませんね。
日付変わって AM 0:08
東京外環の和光I.Cを通過。 空を仰ぐと少しですが雲の切れ目も見えます。
いつの間にか雨が降り始める気配はなくなりました。
川口Jctを東北自動車方面へ。
AM 0:20
東北自動車道 浦和I.Cに到着。
何とか無事雨に降られず関東を脱出できそうです。
さて、これから目的地まで
555kmの高速クルージング。アクセルを握る手に力が入ります。
AM 0:45
最初の休憩ポイントの蓮田SAへ滑り込みます。
ここでトイレ休憩。 意外と車が多いのに驚きました。
でも…
バイク乗りはゼロでした。 当たり前か…
AM 1:40
上河内SAで2度目の休憩。
100km or 1時間毎の休憩で疲労の蓄積を最小限に抑えます。
まだ、これから400km以上ありますから無理は禁物です。
ブラックコーヒーで眠気覚まし。
AM 3:40
安達太良SAで3回目の休憩。
気温は電光掲示板表示で8度。
110km/h巡航で移動しますが、体感温度は2~3度というところ。
寒さ対策をしてきたつもりが、下半身が不十分でした。
Rough & Road製の防寒インナーといつものモトパンで出発しましたが、スキー用のタイツを履き忘れてきました。
寒さ対策で香辛料が含まれるカレー食べる。
体がポカポカしてきて眠たくなり、そのまま1時間程仮眠を摂りました。
ここまで来ればゆっくり北上しても雨の心配はありません。
目が覚めて、そのままGSへ。
DAKARに給油。
AM 6:10
菅生PAで4回目の休憩。
ホットコーヒーで冷え切った体を温めます。
日が昇ってあたりが明るくなってくると眠気が醒めてきました。
AM 8:15
前沢SAで5回目の休憩。 ようやくライダーの姿がチラホラと…
後ろから自衛隊の車両から隊員がワラワラと降りてきました。
この辺だと岩手駐屯地からの移動かな?
明け方寒すぎです。
電光掲示板は7度の表示。
体が暖かい食べ物を欲しています。 かき揚げそばに七味唐辛子をたっぷり掛けて体の中から暖めます。
最近流行の食べるラー油ですね。
この手のものはあまり買わないのですが、今晩は飯炊きする予定なので、おかずになりそうなラー油を購入。
前沢牛が入ってるらしい。
仙台麩をつかったスープが振る舞われていました。無料サービスに人だかりが出来てます。
単調な道程。眠気が襲ってきた。
今回はまっすぐに盛岡・青森方面へ。
AM 10:00
盛岡I.Cを降りてR46(秋田街道)を田沢湖方面へ。
雫石町を通過。
途中でコメリホームセンターがあったので、品揃えをチェックするために停車。
薪とか炭はもう置いてないんですね。 薪ストーブはおいてあるのに。
本日2回目の給油。
『う~ん。紅葉は未だだな・・・』 なんて思ってたら…
突然始まった。
すごいです。
DAKARを停車して写真撮影していると、地元のオジサンも車を停めて写真を摂ってました。
これだけ見事ならカメラを向けたくなりますよね。
AM 11:35
『道の駅 雫石あねっこ』で休憩。
露店で賑わってます。
昼ごはん代わりにカラフルなお稲荷さんを買いました。 ロールパンは何となくフワフワして美味しそうだったので。
雫石ひっつみ? 和の鉄人 中村孝明 プロデュース 味噌ベースで体が暖まりそうだったのでこちらも頂きました。
お餅が入っていて美味しかった~
さて、そろそろキャンプ場に入りましょう。
仙石峠手前で紅葉が一段と鮮やかさを増していきます。
山全体がオレンジ色に燃えているんですよね。 これはスゴイ!
紅葉のアーチに吸い込まれていく~
目的の田沢湖まであと5km程度。
R341に入るところのコンビニでお酒と食材の買出し。
PM 0:35
ようやく到着。
自宅を出てから13時間以上掛かりました。
今日の宿泊場所は
田沢湖市営キャンプ場です。
最近の市町村合併で市営に変わったらしい。でも、運営は以前のままみたいですよ。
管理棟で宿泊の手続き。
天気予報では15時から深夜0時頃まで雨の予報でしたので、バンガロー泊です。
6畳と8畳のバンガローが有り、6畳は1棟2,500円で借りられます。それに1名宿泊することに施設利用料で300円かかります。
1人だと2,800円ですが、2人だと一人当たり1,550円。 3名だと1,134円です。
6畳は3名が快適に過ごせる限界です。
大勢で泊まれば泊まるほど安くなるんですね。 ここでは天泊よりバンガロー利用のほうがよさそうです。
オートサイトとフリーサイトに分かれています。
フリーサイトはバイクの乗り入れはNGですが、駐車場に近い場所に設営すれば、荷物の運び入れは多少楽になるでしょうかね。
適度な木立があって、夏場は涼しそうです。 平坦な場所も結構ありますので設営場所に困ることはなさそう。
施設は清掃が行き届いていて心地いい。
東北ツーリングのベースキャンプとして利用価値が高いですね。
バンガローはサイトの最も奥にあります。 全10棟あります。
ちなみに、iPhoneのSoftBankの電波はほぼ届きません。
※たまーーに、一瞬繋がりますが使い物になりません。
※管理棟まで来ると安定して繋がります。
管理棟で茣蓙をかりて今晩の寝床をセッティング。
そして、眠たいしもう走りたくないのでおもむろにプシュ!
1時間程仮眠を摂った後、キャンプ場の目の前に広がる田沢湖へ散策に行きました。
予報では雨が降り始めてもおかしくない時間ですが、そんな気配有りませんね。
雲の切れ間も見えます。
日没直前には夕焼けが見えるくらい。
関東は台風の暴風圏内に入ったらしいですが、こちら秋田はすこし肌寒いですが雨も風もありません。
湖面はべた凪。
さて、寒くなってきたのでバンガローに帰って飲み直しです。
渋谷東急の北海道物産展で購入したベーコンを薄切りにして肴に。 桜のスモークがいい香り。
寒いときのカレーは最高です。
なぜか、この週末は野外でカレーの夕食を摂っているキャンプ仲間がたくさんいたみたいですね。
なんとなく、ニヤリとしてしまいました。
バンガローですが、日が落ちると急激に気温が下がってきます。
シュラフに包まってラジオを聴きながらビール・ビール・ビール…
明日は早めのチェックアウト予定ですので、いつもより早めの22時頃に就寝です。
いよいよ楽しみな八幡平アスピーテラインです。
■本日のルート
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