2010年秋 北海道ツーリングレポート(1日目:渡道 前半)

freetk66

2010年09月30日 11:37

9月の3連休。 シルバーウィーク。

各所では様々なイベントが開催される模様です。 どのイベントも魅力的で全てに参加したいのですが…


私はというと連休の谷間を埋めるように休暇を取得して無理やり6連休を作り出し、各所で開催される魅惑のイベントを横目に再び渡道することにしました。 7月に行った雨の北海道ツーリングの傷を癒すために…



2010年秋の北海道ツーリングが幕を開けます。




日本海を北上するフェリーの甲板で、再び北海道の地に立てることに幸せをかみしめていました。



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■■ とある平日の昼下がり ■■

9月の3連休が近づいてきたな。

各所でツーリングやキャンプのイベントが開催されるみたい。


●木賊ライダーミーティング 2010
福島県のシルクバレーで毎年開催されている恒例のイベント。

昨年初めて参加して、キャンパーの知り合いも増え、林道で痛い目にあった思い出深いイベントだった。 また行きたい。


●Out Rider 主催 オフィシャルミーティング
静岡県の秋葉山神社前のキャンプ場で開催される。今年は2年振りの開催。

一昨年初参加して、編集スタッフやライダーとの宴会や翌日のフリーマーケット、集合写真など楽しかった思い出がある。

去年は開催されなかったから、待ちに待ったイベントだな。


●きのこキャンプ
山梨県の椿荘AC場で開催されるはかせ主催のキャンプオフ。中央道の双葉SAでは主催者自らお誘いを受けました。

昨年は、河口湖のニューブリッジキャンプ場で開催され、多くのキャンパーと輪が広がった。

石川のアラカンさんともここで知り合い、【I計画】に繋がった。 取れたてのキノコ料理が味わえる魅惑のキャンプ。


●ホッカイダーオフキャンプ(仮称)
長野県の戸隠でベテランホッカイダーの"おとう"が主催するキャンプオフが開催されるらしい。

おそらく、ホッカイダーが多数集結するこのオフキャンプは、同じく自称ホッカイダーである私には外せないイベント。

参加メンバーが濃いので、楽しいんですよね…




う~ん。。どれも、魅力的で全部のイベントに参加したいのですが、選ぶことができません…




選べないのでどうするか…




カレンダーを眺めて妄想します。



21日と22日は出社日です。

上期末のこの時期はかなり忙しいのですが、今年は顧客側の事務手続きが遅れていてそれほど忙しい状況ではありません。

緊急の対応が必要な案件もありません。



そういえば、9月12日(日)に休日出社していて、振替休日が1日溜まってたな…

有給はほとんど使っていないので30日以上残ってる。 使わなければ捨てられる有給休暇。



ひょっとしたら、21日・22日に休みが取れるかも…



21日に振休を消化して、22日に有給休暇を取得。。。24日を休むのはやりすぎだな…



おっ? 会社のメンバーに話をしても、それほどの拒否反応は返ってこない。 この日は匂わす程度で止めておこう。



フェリー会社の空きをチェックすると、大洗発の便はすでに空きがないが新潟発の便にはまだ空きがある。

秋田発の便もガラガラ状態。

一応、帰りの便もチェックしますが大洗着のフェリーはまだ空きがあるな。



つまり、、、



オールクリア



です。



ということで、会社メンバーに休みの意向を伝え、無事に6連休を生み出すことに成功しました。


続いてルートの検討です。


休みの期間が6日間と短いため、東北自動車道を北上して大間港から函館への上陸を考えましたが、道南から道央~道北の移動に時間と労力を要するのであまり楽しいツーリングになりそうにありません。 道内では精々3泊しか出来ないのですから泊まる場所にもこだわりたい。

フェリーでひと眠りできるだけの時間乗れればいいのでさらにフェリー航路を再検討すると、秋田港から10時間で苫小牧東港に到着するのがある。徹夜で走ってフェリーでひと眠り、起床して数時間で上陸できるかなりバランスのいいプランです。土曜日の夕方に北海道に上陸できるので、1泊増やすことができるのも◎


ただ、出港時刻が午前7時。


ナビに打ち込んで距離を計算すると、自宅から秋田港FTまで660kmと出ました。

下道・高速を織り交ぜて、平均速度を80km程度とすると移動に必要な時間は約8時間。

6時にフェリーターミナルで乗船手続きをするとして、自宅を前日の22時には出発する必要があります。


これは、かなりギリギリだな…


まぁ、17日の業務を手際良く終わらせれば、20時には自宅につけるか…



とりあえず、上陸ルートだけは決まりました。



という経緯で、2度目の渡道が決まりました。



9/17 PM 7:30
思ったより業務完了に時間がかかり、会社を出るのが1時間ほど遅れてしまいました。

会社のメンバーには行先を告げていませんが、国内にいるので何かあれば携帯に連絡をするように指示をしておきます。


9/17 PM 9:00
自宅に到着。 すぐにパッキングに取り掛かります。

今回キャンプ泊はしない予定でしたが、万一宿泊場所の手配ができなかったことを考えて、最低限のキャンプ道具をもっていきます。

ということで、パッキングは着替えを含めて30分程度で完了しました。


9/17 PM 10:00
シャワーを浴びる時間はないのですが、BlogへのUP記事は怠りません。 ブロガー魂を見せつけます。(だれに?


9/17 PM 10:20

自宅を出発。

この時点で出発のリミットを20分もオーバーしてます。 ですが、不思議と焦りはありません。

フェリーの予約をしていないし、乗れなければ大間まで走れば済むことです。



出発時点のトリップは13,888km。 この、6日間でどれだけ走れるのでしょうか。

走りのモチベーションがとても高い状態。 おそらく、今夏の北海道より多く走ることになるでしょうね…



これから進む道の先は闇に包まれています。 不安はありますが後戻りはしません。


あたりは静寂。 会社帰りのサラリーマンが不思議そうにこちらを眺めています。



おそらく、渋滞に捕まるとすれば都内(環八)と、東北自動車道の那須辺りだと予想しました。


3連休初日前夜ですが、環八は比較てき空いています。

笹塚トンネル手前で夜間の工事渋滞に捕まりましたが、ロスは10分程度。

この時点でトータル30分程の遅れ。。


ですが、高速を飛ばせば挽回できる範囲です。


9/17 PM 11:30

東京外環道路 和光I.Cから有料道路へ上がります。 車は疎ら。


今宵のDAKARは単気筒ながら電気モーターのようにスムーズに回っています。


持ち主のオーラを感じ取ったか?



川口Jctから東北自動車道へ。


9/17 PM 11:40

東北自動車道 浦和I.Cを通過。


9/17 PM 11:50

蓮田SAで最初の休憩です。

今回、200km毎に10分程度の休憩をする計画で秋田を目指します。


9/18 AM 0:30頃でしょうか。

車線変更をするときに違和感が… メーターパネルの方向指示の点滅がありません。



T:『あれ? 左右同時ってことはヒューズでも切れたかな?』



9/18 AM 1:20

ということで、那須高原SAに緊急Pit in

キーをOFF/ONしても状況は変わりません。 Twitterで呟くと、まったり~だ~さんも、ヒューズ切れを指摘してます。


まだ、目的地まで400km以上。


交通量が少ないのでウィンカーなしでも走れなくはありませんが、目視確認をシッカリしないと安心して車線変更できません。

ここで引き返すつもりはないので、北海道に上陸してからヒューズ交換すればいいでしょう。



ついでに給油を済ませます。



AM 3:00頃でしょうか。

ヘッドライトの光が崩れ落ちるように消えて真っ暗になりました。

明らかにバルブが切れです。 もちろん、予備はありません。

今日は色々とついてませんね。



AM 3:55

長者原SAで2度目の緊急Pit in


分かり切っていますが、一応目視で確認。 バルブ切れ。

ハイビームは大丈夫みたいです。 なんとか走れそうですね。



再び東北道を北上。 漆黒の闇を切り裂きます。


北上Jct手前の前沢SAで給油。

東北自動車道はここから先100km以上給油場所が無いのか、やたらと混んでました。


AM5:10

北上Jctから秋田自動車道へ。

出港まであと2時間を切りました。

スロットルを開ける右手に力が入ります。



1車線の対面通行。たまに2車線になったところで遅い車を追い抜く繰り返し。

ちょっと説明しにくい速度で遅れを挽回します。


AM 6:15

秋田北I.Cから下道へ。

前を走っていた車がETCでバーが開かず、立ち往生。 この急いでるときに何たる不運。


5分後にETCレーン再開。

急いでるのに~



県道231号を秋田港フェリーターミナルへ。


ふと、横に目を落とすと水田の稲穂が収穫時期を迎えているみたいです。


黄金色。秋ですね~。



フェリーターミナル手前のコンビニで食材買い込みます。



ようやくフェリーが見えてきました。

私が乗るフェリーはあれかな?


AM 6:25

無事に秋田港フェリーターミナルに到着。

これから私とDAKARを北の大地に運んでくれる『フェリー しらかば』



急いで事務所でチケットを購入。 あっさりと手続き終了しました。


受付の女性がものすごい美人で驚きました。 秋田美人です。

もちろん写真を取らせてもらいました。 バカでスミマセン。



固定されるDAKAR。

新潟発とは異なりここ秋田では荷物を下ろすように言われました。



これが寝台です。ガラガラで1区画貸切です。


AM 7:10

フェリーは定刻より約10分遅れで離岸しました。

これで最初の難関をクリアーしました。



秋田の空には秋晴れが広がってます。


出港直後に北海道から帰ってきたフェリーとすれ違います。


遠くに男鹿半島が見えます。 今度、秋田のツーリングもしなきゃね。 美人が多いし♪



お風呂は混雑が予想されたので、先ずはサッポロ クラシック でプシュ!



風呂が空くまでアチコチと船をチェック。


ひょっとして、以前は新潟-小樽の航路で使われていたフェリーかな?

船尾のジャグジー設備に見覚えがあるので、なんか10年前の北海道旅行を思い出しました。


PM 0:15

腹が減ったので定番のカップラーメン。


甲板で海風を受けながら食べるカップラーメンは格別です。

ちょっと固めの状態で食べるのが◎


PM 1:30

14時で終わってしまうらしいので慌ててお風呂へ。

6名程いましたが、洗い場も待たずに使えて快適でした。



船尾のデッキでノンビリ2時間ほどお昼寝。


PM 4;50

苫小牧東港が見えてきた。


なんか、あっという間です。ひと眠りなんてするような時間はありませんでしたね。

このルートは結構自分のスタイルに合っているかも。

次の渡道ではこのルートを利用しよう。 秋田美ry)



船が接岸しタラップが固定されました。

いよいよ上陸です。



■本日のルート

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