14時15分。
ホテルのロビーでくつろいでいると、テーブルの上のパンフレットが目に入りました。
『加藤水産』という海産物を販売している、新千歳空港にも出展しているらしいお店。
お土産を発送できるし、食事もできるらしい。 この山に囲まれた土地で、海産物ですか。。?
電話一本でホテルまで車で迎えに来てくれるとのことで、ためしに向かってみることに。
電話して10分程度でお迎えが来ました。
5分ほどで店舗に到着です。
店舗というより工場ですね。 あちこちに水槽が設置されています。
なぜ、こんなところで営業しているのかと聞いてみると、オホーツクと太平洋の両方にアクセスがよく、海産物の入荷に困ることが無いとのことです。 そのためにこの山間に店舗というか工場を構えているとか。
高価なボタンえびや時鮭の加工品を実家に発送します。
もうひとつの楽しみだった食事ですが、どうやらここではできないみたい。 残念。
あぁ~、お腹減ってきた。
車で元のホテルに送り戻してもらい、近くの食堂で
ひじょ~~~~にあっさりしたらーめんを食べました。
何とか完食して、食堂のおっちゃんと駄弁ります。
どうも、ここ2週間の天気は雨ばっかりで、夜はストーブを焚くことも珍しくないらしい。
昔、バイク屋のせがれであったおっちゃんは、50年前にバイクに乗っていたらしく、当時はとても珍しく、地元では注目の的だったらしい。 さらに未舗装の峠を走っていたとか。
あぁ、本当かどうか分かりませんが、すっかり長居してしまった。
さて、いよいよバイクで移動開始です。
雨合羽を着るのはいやじゃないんですが、
グッショリ濡れてる靴を履くのはホントに気持ち悪い。
意を決して出発します。 次の目的地は、いよいよ
『霧の摩周湖』 イェイ! (・∀・)
標高を揚げるたびに雨と霧が深くなる。 摩周第一展望台に着くころには、視界10mくらい。
前が見えない恐怖と後ろから突っ込まれるのではという恐怖に打ち勝ち、ようやく目的地に到着。
駐車料金(100円)をシッカリ徴収された。 この天気なのにぃ~
『どれどれ、霧の摩周湖とやらを見せてもらおうか…』
どーん!
ここは摩周湖だ! 霧の摩周湖だ~~!
言ったもん勝ちじゃないですよ。 このファインダーの先には確実にエメラルドグリーンの湖面が見えるはずなんです。 ホントですってば!(T_T)
なにはともあれ、これで出世確実です。
なにせ、濃霧で湖面が見えないどころか、湖の輪郭とかまったく分かりません。
これで将来が約束されました。 簡単なものです (^_^ v
その後、変態ライダーを5分ほど待ちましたが、ライダーが展望台に来ることはありませんでした。
いや、寂しいもんです。
え~っと、次の目的地は…
ここです。
ここに来るまで、
とんでもない濃霧で視界が5m程。 ここまで霧が濃いと、前に進むことはほぼ、無理。
突然、カーブが現れてヨロヨロと曲がる。
20km/h位で走って、突然カーブが現れてビックリブレーキ!
あ~、シンドイ
ちなみに、ここがどこか分かりますか?
なんか、
海中に停めているみたい ですね。
実際そんな感じがしなかったわけではないのですが…
これをみて 『ピン!』 と来た人は北海道の常連ですね。
ここは眺望がいいことで有名な "美幌峠" です。
何も見るものがありません。(T_T) 5分ほど滞在して、下山します。
R243を北見方面に下っていくと…
雲が晴れてきました。
『おぉ~~! これはひょっとして、
夕日が見られるかも 』
ついに雨が止みました。
農道で道に迷いましたが、偶然にも絶景の撮影ポイントを見つけました。
遠くの山々が、溜め込んだ水を空中に吐き出しています。
いや、すごくいい景色です。
偶然見つけたこの景色ですが、しばらくその場を離れることはできませんでしたね。
あまり、紹介されていない道みたいですが、ちゃんと晴れた日にまた来たくなる農道です。
※詳細は"本日のルート"で確認を。
さて、呼人浦に急行です。 夕日が見られる可能性が残されている。
キャンプ場に戻ると、正面の空に
『Angel's Ladder(天使の梯子)』 が。
これを見られただけでも、感動モノです。
このまま、しばらく観察していましたが、日が沈む頃に雲は出てしまい、山火事のような夕日を少しだけ拝むことができました。
夕食はビールとウインナー。
完全にドイツ人になった気分。
日が落ちるとまた
雨がパラパラと…
参天は中で火も使えるし、ガスランタンも安心して(自己責任で)使用できるます。
痛快だった一日を振り返りながら、夢の世界へ。
さぁ、明日もいっぱい走らなきゃ。
■本日のルート
大きな地図で見る
↓をクリック!