風雨は昨晩の
『強風波浪警報』発令時よりだいぶ収まっていますが、依然
冷たい雨は降り続いてます。
一晩、コタツで一生懸命乾かした靴下やライダーシューズをまた水没させたくないので、10時くらいまで待って晴れそうなら出発を遅らせようと思いましたが、テレビの予報では
『午前中一杯は雨模様。 午後から急速に回復予定』
と棒読みの報。 仕方ありません。 出発することにします。
幸い、DAKARは強風に耐え凌ぎ、転倒はしていませんでした。 でも、海岸沿いで一晩中雨に晒されて塩による錆が心配です。 でも今は手の施しようがありません。
8時20分、小雨状態です。
ロッジの管理人は不在のため、キーをフロントに置いて
勝手に出発です。
『この後は回復する(ハズです)から』と自分に言い聞かせ、青空を期待して駒を先に進めます。
潮岬から和歌山港FTの丁度中間地点あたりで給油。 依然として雨が降っています。
でも、空を見上げると、所々雲の厚みが薄くなっている。 少しだけ明るさを取り戻してきました。
そして、12時20分、和歌山港FTに到着。 丁度雨が止み、少しだけアスファルトが乾いてます。 これ以上雨が降ることはないだろうと予想して、雨合羽を脱ぐことにします。
和歌山港FTから徳島港FTへの便は
7便/日。 航海は約2時間も掛かるようです。 これは予想より時間が掛かるな。。 次の便は… 13時40分ですか… あと1時間くらいですね。
フロントに向かうと、
チケット発売は出航直前の13時30分から。
最初、チケット販売のリミットだと思って
受付のお姉ちゃんに何度も聞きなおしてしまったよ。
折角の待ち時間、朝から何も食べていなかったのでターミナル内の食堂でカレーうどんを食べました。 ※写真撮ったのになくなってる…?
13時20分、4~5人が行列をしていると
フライング気味にチケット発売が開始されました。
無事にチケットを購入し、ターミナルから大通りを横切って乗船待ちポイントに待機します。
※この航路は便が少なく、ピーク時には乗船できない時もあるようです。 心配な時は事前予約をしたほうがよさそうです。
これが、徳島港まで運んでくれるフェリーです。 時刻表や船のスペックは
ここを参照してください。
突然、空から日差しが差してきました。
「おぉ~、大体予報の通り…。」
ここのところ外れてばかりの天気予報なので、たまに当たると感動します。(;´Д`)
そして、まもなく車両の乗船が始まりました。 バイクは最初に誘導されます。 そして、
フルパニアのDAKARは作業員4人がかりで船に固定されます。 ほかに2台のバイクがいましたが、そちらは2名で手際良く固定していました。 いやぁ~、特別扱いしてもらって申し訳ない。。
ハンドルの両端とパニアステーの4箇所でガッチリ固定。
客室に上がると伊勢湾フェリーにはあった"座席"はなく、2等船室みたいなところしかありません。 実際には座席あるのですが別途、料金が掛かるようです。 どうせ眠ってしまうので2等船室で好都合。 隅っこの窓際をGETして、
『ゴロリ…』
出航してまもなく眠りに就きましたが、それにしてもこの船、ものすごく揺れますね。 まだウネリが残っているのでしょうか、小さい船体は波の影響をモロに受けているようです… たぶん、
普通に座ってたら船酔いしてしまうレベルの揺れです。 ま、眠ってしまえば関係ないですが。(笑)
そして15時50分。 徳島港FTに無事到着。 ライダージャケットを着て車両甲板に向かいます。
DAKARの固定ロープが解かれたのは一番最後でした。
さあ、
希望の光(フェリーの出口)が見えます。 そして…
快晴!
いやぁ~、ほんとにうれしい!!
ここから本格的なツーリングの始まりです。
早速、ご当地ラーメンの"徳島ラーメン"を食べるため、『いのたに』に向かいます。 15時過ぎていたので営業しているか心配(事前調査ゼロ…)しましたが大丈夫のようです。 やった!!
小・中・大と大きさが選べるようです。 どのくらいの量なのか分からなかったので、無難に"中"をオーダー。
出てきたラーメンはとても少ない… 東京で食べるラーメンの小盛り程度です。 『う~ん、次回は大盛にしないとネ。』 味は醤油とんこつでしょうか… お味はとてもおいしかったですよ。
さて、『いのたに』を出て本日の幕営地に向かいます。 予定では室戸岬の『夕陽ヶ丘キャンプ場』でキャンプの予定ですが、ここから80km程あります。 現在の時刻は16時30分。 このままでは日が暮れてからキャンプ場に到着となってしまいますので、さっそく(上陸初日ですが…)
バックアッププラン発動です。 (笑)
本日の代替キャンプ場に向かいますが、
どんどん日が暮れてきます。 そして、
気温もどんどん下がっていくのが感じられます。 事前の調査で最低気温8℃くらいだと思っていましたが、明らかにそれを下回ってます。 どうなってんだこりゃ!?
鼻水が止まりません。。。
そして、17時30分頃に何とかキャンプ場に到着。 『恵比須浜キャンプ場』です。
管理棟に人影はありません。 有料(700円)キャンプ場ですが料金を支払うことが出来ません。 仕方がないので勝手にテントを張ることにしました。
今回、
換えの靴下を持ってくるのを忘れていたため、予備の靴下を購入するためにホームセンター コーナン へ寄りますが、"
軍足"しかありません。。。 履き心地よさそうですが、カッコ悪いので諦めました。
続いて夕飯の調達です。 コーナンに向かう途中に見つけたスーパーで食材を購入してキャンプ場に戻ります。 この時点で冷え込みがキツイ… 四国とは思えない寒さです。。。
あまりの寒さに野外は諦め、テント内で食事です。
床無しで通気性の優れた参天(Kiva)は、
ちゃんと気をつければ中で火を使うことが出来ます。 参天内で火を使えば、Ken-G等の薪ストーブでなくても結構暖まります。
出来合いの惣菜と"鯛のおさしみ"で夕食です。
寒くてもビールです。 お湯を沸かすと蒸気で参天内はちょっとしたサウナ状態!? 参天の内幕は雨が降ったように結露してました。
しこたま飲んでシュラフに潜り込み、ラジオを聴いているとだんだん眠くなってきた… もうだめです。 22時には夢の中へ… 健康的。
■本日のルート
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